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Channel: i-factory 社員インタビュー
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小さな積み重ねで自分の幅を広げ続けていく。ディレクションもできるデザイナーへ。

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今、アイ・ファクトリーで活躍している中途入社メンバーへインタビュー!

前田 慶一(まえだ けいいち):デザイナー

埼玉県出身。印刷会社を経て、2018年にアイ・ファクトリー入社。デザイナーとしてインターネット/SNS広告の制作を行う他、ディレクターとしても企画提案営業を行っている。2018年度アイ・ファクトリー新人賞受賞。

小さな自信を積み重ねて超えた”高卒”の壁。

ー入社するまでのご経歴を教えてください。

中学の頃から古着が好きで、高校では服飾が学べるデザイン科に進学しました。ファッションだけでなくレタリングやプロダクトなどデザインに関して幅広く学んだものの、卒業後はデザインができる就職先が少なかったこともあり、地元の印刷工場に就職。よくパソコンの中に入っている緑色のプリント基板の製造をしていました。機材を0.01mm手で微調整するような替えがきかない、いわゆる職人仕事でした。

ー転職のきっかけは何でしたか

ある時ふと、「自分はこの先ずっと同じ仕事をしているんだな」と先が見えてしまったんです。僕の隣では、もうすぐ定年を迎える上司が入社時から変わらない手作業をしていました。仕事にやりがいがなかったわけではないけれど、機械化によって将来的にこの仕事もなくなるだろうとも感じていました。

一方で、僕の中には”高卒”という壁があり、ずっとどう動いて良いのかわからずにいました。働き続けて4年ほどたった頃、小さな転機がありました。ZINEという同人誌で、ずっと趣味で書き溜めていたイラストをまとめた冊子を売ってみたんです。すると、思いがけず海外の人が買ってくれたんです!純粋に人から反応が返ってくるのが嬉しかった。そうして少しずつ、デザインの体験を積み重ね、自信をつけていきました。結局仕事は6年間続け、24歳の時、今ならまだチャレンジできると、本当にやりたかったことをやろうと決意しました。

世の中は、誰かが考え抜いたデザインで溢れている。

ーアイ・ファクトリーへの入社の決め手を教えてください

仕事を辞めた後、たまたまアイ・ファクトリー主催のイベントへの参加をきっかけに、デザインチームでバナーのリサイズのアルバイトをすることになりました。間もなく、Webページをデザインするチャンスが巡ってきました。自分にとって本格的なデザインの機会でした。


仕上がりを見た先輩から「なぜここに余白があるのか?」「なぜこの文字色なのか?」と理由を細かく聞かれました。僕は主観で”いい感じ”に作っていたので答えに詰まってしまった。「スマホでも見やすいようにとかデザインの理由がないとダメだよ。この先デザイナーとしてやっていくならと」と、先輩は諭してくださいました。

僕の中のデザインがマインドセットされた瞬間でした。世の中で”なんか良いな”と思うものにはひとつひとつ背景があって、だから良いと感じているんだなとハッと気づいたんです。10pxの行間にも言葉で説明できる何かしらの理由があってはじめてデザインが成り立つんだと。それまでの僕はアートな表現とデザインをはきちがえていたんですよね。どうしたら人に届くかを考え抜いて第三者目線のデザインができるようになれば、そっちの方がもっと面白いなと思いました。

そして、未経験のアルバイトにも言うべきことを言ってくれる仲間がいる環境が決め手で、面接を受けてアイ・ファクトリーへ入社しました。

自分の幅を広げて、ディレクションもできるデザイナーへ。


ー今の仕事内容を教えてください。

主にTwitter/Instagram/TikTok等のSNSで流れている動画広告や静止画広告のデザインをしています。チームでは様々なアプリの広告を扱っていますが、僕が担当している案件はゲーム系が多いです。SNS運用型広告の良さは、自分のデザインの効果が数値に現れることです。まさに、第三者目線の考え抜いたデザインが求められています。例えば、今はTicTokが流行っていますが、媒体によって特有の結果が現れるのでこまめにデータ分析もしています。

ー仕事のやりがいはありますか?

何がユーザーに刺さるのか理由を探して、効果が出せるデザインをすることがやりがいです。デザインパターンも流行り廃りが早く、結局正解がない。訴求軸を変えてみたりチームで情報交換をしながら、今あるものをさらに良くしようと思って日々試行錯誤しています!ゲームアプリでも、対戦系や音楽系などジャンルによって効果的なデザインが変わるのも面白いですね。実は、入社当初はゲームに全く興味がなくて(笑)でも、クライアントと向き合い、ユーザーの考えを知っていく中でどんどんゲームに愛着が湧くようになりました。

ーこれからの目標はありますか?

デザイナーとして受け身の立場ではなく、案件の獲得につながるようなクライアントへの提案力をつけていくことが直近の目標です。はじめは一人で黙々とデザインしていればいいのかなと思っていたけれど、今はディレクターも兼務して案件を丸ごと任されています。工場時代は誰とも話さない日もあったので、人とコミュニケーションをとって仕事を進める面白さも知りました。僕の性格として、当たり前ながら、任せられた仕事はきちん取り組みたいという気持ちがあります。はじめは嫌だと思っても、できるようになればストレスを感じることもない。ディレクションもできるデザイナーになって、自分自身の幅も広げていきたいです。

最後に

ー趣味やオフタイムの過ごし方を教えてください。

昔からイラストを描いています。友人の結婚式のウェルカムボードを頼まれたりもしますよ。

ーどんな人と一緒に働きたいですか?

シンプルにハッキリと意見を言ってくれる人です。デザインは見た人によって印象が変わるので、色々な視点から意見が欲しいんです。それが間違っていようが合っていようが関係なく、「こうした方が良くなる」と包み隠さず言ってくれる人とは良いものを一緒につくり上げていけると思います。僕も人間なので露骨に言われると、えっ?と思うこともあるけど(笑)キツいことも含めて素直に言い合える関係性が築けたら最高ですね!

最後までお読みいただきありがとうございました。


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